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「うあ…腹いっぱい…」
「そうですね…片付けてきます」
「うん……あ!やっぱいい!」
「え?でも」
「お前指怪我してんじゃん忘れてた」
「このくらいなんともないですから」
「いやいいって座ってろ」
「…さっきみたいにして良いなら、冬人さんがお皿洗ってください」
「さっき…?」
それってあの、後ろから、だ、だきしめるやつ…?
「嫌でしょう?だから座ってて下さい。ね?」
「やだ!オレがやる!」
「え!?でも、あの、皿洗いは別に怪我をすることもないし、教えることもないわけで…」
「ん?」
「ただ、おれがしたいだけなんですよ?」
「かっ、勝手にしてろ!」
「それって…」
「ふんっ///」
皿を洗い始めたら、予告通りに憂心は後ろから抱きついてきた。さっきよりも確実に強い力で抱きしめてきてる。
「ふっ、子供みたいだな」
「子供…?」
「親と離れたくない子供みたいだ。」
「まあ確かに、離れたくありませんからね…」
どきっ
「!?」
なんだその殺し文句は…!!
おじさんちょっとどきっとしちゃったし…心臓が痛い…
そのあとは恥ずかしくてずっと黙ってた。
憂心も黙ってオレを抱きしめたままだと思いきや、話しかけることはしなかったけど、肩に顎を乗せてきて、呼吸をする度に息が一々耳を掠めて心臓が爆発しそうだった。
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