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ふたりの、告白。
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「………」
好き…?
なんだ、この、言われただけで心がむず痒くて、熱くなる感じは…
四ツ葉のときとは違う、1ミリの恐怖感もない。
どっくん
心臓の脈打つ音が、耳に響く
「軽蔑…しましたか?」
「!?」
おかしいな、喉に何かが突っかかって声が出せない
「こないだまで違う人が好きだったくせに。って。」
「…っ!」
「でもおれほんとに…」
「違う!」
「え?」
「いっ、良いんだ…」
声震えてるし…
拳に変な力入る…
「……」
「憂心が好きなのがオレなら…それで、良いからっ…」
オレは耳まで真っ赤に違いない。
「冬人さん…それは、おれが冬人さんを想う気持ちと、同じだと捉えても良いですか…?」
「……」
こくっ
無言のままただ頷いた。
ごめん言葉にできなくて、憂心はほんとにこんなおっさんで良いのだろうか…
赤い顔を見せたくなくて俯いたまま、ちらっと前髪の隙間から憂心を見た。
そしたらオレの不安なんて吹き飛んでしまったんだ。
だって…今までに無いくらい、嬉しそうな顔してるから。
きゅんっ
うっ…心臓が痛い…
このまま憂心と居たら死ぬんじゃないかな…
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