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昨日、竜輝と喧嘩した。というか一方的に、竜輝がキレただけなんだけど。
『あ、……竜輝』
竜輝は、こっちに目もくれず友達の輪へ入っていってしまった。
ただの喧嘩ー…でも、なんでかすごく心が痛かった。
喧嘩なんてしても、一度たりとも取り乱さなかった俺は心の変化に戸惑っていた。
こうして、昼休みも終わった。
特にすることもないから、ブラブラしていると会計の藤田先輩が、こちらに向かってきていた。
藤田「あれれ?要ちゃんだぁ~、どうしたの?」
『藤田先輩、…特に何もないっすよ』
萌えをみたら、心落ち着くと思ってたなんて言えないけどな、←
藤田「そっかぁ~…、でも、噂で竜輝君と喧嘩したって聞いたよ?大丈夫なの?このままずっと喋らないつもりなの?」
『……、なんで竜輝がキレたのか、俺には分からないんですよ。
襲われかけたのを言わなかったのは、悪いとは思ってるんです。
だけど、なんで竜輝がそこまで怒ったのかが…』
藤田「……鈍感すぎて竜輝君が可哀想になってきちゃったよ、僕。」
『??……でも、竜輝が他の人の所に行くのも喧嘩したのも、すごく心が痛いんですよね。』
これが、同人誌の奴なら分かる気がするんだけどな…
藤田「全く~そこまで気づいてるのになぜ気づかないんだ!流石の僕でも呆れちゃうよ~…。
自分自身の思ってること全部を、竜輝君にちゃんと伝えないと…相手に伝わらないと思うんだぁ」
『…分かりました、すみませんでした。俺、行ってきます』
藤田「行ってらっしゃい!…二人ならうまくいくよね?」
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