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☆『最後』の夜④
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ポロポロと涙が頬を伝っていく。
「ひぃっ……くっ……ぐすっ……あぅ……」
俺が泣いているのを見た蓮は、少し驚いた顔をしたが、ふっと笑うと俺の頭を優しく撫でた。
「んっ……ぐすっ………ひっく……」
泣いている間、蓮は何度も何度も俺の頭を優しく撫でていてくれた。
手放したくない………手放したくない……でも、手放したのは俺……。
最初に裏切ったのは……俺……。
「明……挿れるよ……」
「うん……ぐすっ…」
少し落ち着きを取り戻した俺は蓮の問に頷いた。
俺の承諾を得た蓮は、ゆっくりとゆっくりと…俺の中に入っていく。
熱い………熱くて溶けちゃいそ……!
「~~~っひゃぁっ……!んぁぁあ!」
俺は声にならない声を上げる。蓮が俺の中に入ってる……、それだけで興奮してゾクゾクと何かが上がってくる感覚がした。
「明……明っ……!」
蓮は俺の名前を呼びながら一番奥までずぶんと入った……。
気持ち…ぃ………一番奥まで入ると俺は耐えきれなくなって精液を蓮の お腹のあたりに出してしまった。
「っふ…ぁ……んんぅ………」
「明っ……気持ちい……?」
蓮の余裕のない声が聞こえる。俺は ぐったりとしたまま、「ん。ん。」と言って首を縦にふった。
「動くぞっ……」
蓮は、そう言うと腰を激しく振り俺の中を出たり挿ったりしている。
アパートには、グチュグチュと何ともイヤらしい音とパンパンと腰を打ち付ける音が響いた。
「あっあっあっあっ!!!やぁっ…!
蓮っ、あっ…!はげし………ぃ……!」
無意識に腰がカクカクと揺れて前立腺に擦れるように自分でも腰を振っていた。
頭がチカチカして、イッタばかりなのに突かれる度に先端から ぴゅっぴゅっと精液が飛び散った。
「明……明明明明明っ……!!」
蓮は腰を打ち付けながら俺の名前を何度も呼んだ。
汗ばんだ蓮の顔はとても色っぽくて胸が キュンとなる。
それと同時に俺は連のものをキュッと締め付けた。
「明……!」
すると蓮の熱い精液が俺の中に流れ込んでくる。
「あっ…!あんっあんっあんっ!!
蓮の……あつ…いぃ………」
ドクドクと俺の体が蓮で満たされる感じがして嬉しかった。
嬉しさに浸っていると蓮が また動き始める。
「あっ……!蓮っ…ちょっ………まって…ぇ…!あんっあんっあんっ!
壊れ、ちゃ…うぅ………!」
またグチュグチュとイヤらしい音が響く。
ふと蓮を見ると…………泣いていた。
うっすらと涙をためて下唇をぐっと噛んで涙を我慢している。
ズキンと胸が痛くなり、俺も気づいたら涙を流していた。
「ぅっ……はぁんっ…!はぁはぁ…蓮っ…!!ひっく……ぅ……
いやぁ…んっ!あっあっあんっ!!」
「っく……!ぅっ……ぐすっ」
「あっあぁぁぁぁぁん………!!!」
俺が一層高く喘ぐと、蓮が俺の中に また精液を流し込んだ。
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もう精液で入らなくなったころ、蓮が俺の中からズルっと引き抜いた。
「あっ………」
お尻からはドロッと蓮の精液が流れてきた。
隣に倒れ込んだ蓮は肩を震わせて泣いていた。
………何もできない俺は蓮の手をギュッと握ることしか出来なかった。
そして、そのまま二人して泣いていた。
時計は、もう12時を回っていた。
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