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☆和也の癖
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プリクラを撮り終えた俺達は あの人気のカートゲームをやっていた。
あ、ちなみに あの猫耳プリクラはしっかり和也がLINEのアイコンにしました…。
最初は嫌だったけど、和也が何回も「可愛い可愛い」って笑顔で褒めるから…
なんだか嬉しくて…怒る気もなくなってしまった。俺はアイコンにはしなかったけど。
それで、今はカートで気を紛らわせている。
キャラ選択では俺はヨ○シーで、和也はル○ージを選択した。
音楽が鳴って一斉にスタートする。うわぁ……なんかこの感じ懐かしいな~…。
どんどんレースが進んで今は二周目に入った。俺が3位で和也が4位。
俺が若干リードしていて俺がこのままゴールのはずだった…が、中間らへんで和也が後ろから緑のカメを投げて当たってしまった。
その間に和也や、他のコンピューターに抜かされて3位から5位に順位が下がってしまった。
「わっ、和也!そこでカメ投げんなよーー!」
「へっへー、勝負はそんな甘くねーよー
って、何だ!ここバナナばっか!」
ふっふっふ…、そこは一周目に俺が3つくらい連続で巻き散らせといたバナナだ!!
運が悪かったな和也!!!
俺の思惑通り、和也はバナナに引っかかってクルクルと回っている。
その間に俺は和也を抜かして2位になった。
そのまま2位をキープしてゴールまで突っ走る。
「どけどけーい!!!
……よっしゃ!勝ったーーーーー!!!」
「あ゛ーーーー……負けた………」
結果、俺が2位で和也が3位だった。
ガッカリして肩を落としている和也に 「へへへ~♪」と笑って和也にVサインをすると、和也は顔を真っ赤にして「……反則だろ~~~」と言いながら頭を抱えていた。
なんだ…?そんなに負けたのが悔しかったのか?
それから何回かカートで勝負したけど、3勝1敗で俺の勝ちだった。
「なんだよ~~明 意外と強くねー?」
「まぁな~!ゲームは割と得意だぞ!」
和也に得意げに笑うと和也は俺の髪をクシャクシャに撫でた。
…和也って髪の毛なでんのすきだよなー……。
ふと思って言ってみると「明の頭撫でやすいんだもん。なんか癖になっちゃってるしよー」と訳の分からないこと言ってた。
撫でやすいって…、遠まわしにチビって言ってんのか…?
そう思って今度は ぷくーっと頬を膨らますと、和也はケタケタと笑って俺のほっぺを ずっとむにむにと触っていた。
…………ほっぺ伸びる…。
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