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俺の隊長サマ。
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そんな中、一人だけ、歓声を上げたものがいた。
「ちょーうまいじゃん!」
横を向くと、ニカっと笑った青史がいた。
「あ、ありがと…」
その一言をキッカケにまわりがブワッとわくように騒ぎ出した。
…だからイヤなんだよ。
俺はうつむいて再びコップを見つめた。
「………ねぇ音無くん!」
「え?」
「もいっかい、歌わない?」
たしか、サキという女子が俺に話しかけた。
いつもの高くてうるさい声じゃなくて、
すごく真剣な声で。
「え、でも…」
「あ、サキズルい! わたしも!」
「じゃ次俺ー」
…なぜかそこから俺は引っ張りだことなった。
じょ…冗談じゃねー!!!
「いや俺はもういい! もう歌わないから!」
「「えー!!!」」
「お、俺、うまくないし!
みんなの知ってる曲とか詳しくないし!」
「そんなのなんとなくでいいんだよ!
いいから俺と歌え! ノリわりぃな」
その一言で、俺は口をつぐんでしまった。
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