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俺の隊長サマ。
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羞恥よりも罪悪感にかられてワタワタしている俺をよそに藤本は黙ったままで。
それがよけいに俺を焦らせた。
半立ちになったソレが俺の腹でピコピコはねるだけだった。
そうしている間に、とうとうツゥと藤本の口のはしにまで落ちてきてしまった。
「あ! ちょ、ティッシュ!
ほんと、ほんとゴメン! とりあえず…」
からだを捻ってティッシュの箱を探すけど、この体勢のせいで上手く身動きできない。
だが、藤本はそれを片手で制した。
「え? でも…!」
「いい。ちょっとビックリしただけ」
藤本はそうキッパリ言うとソレを器用に舌を動かして舐めとった。
「なっ……!」
絶句する俺に、藤本はしてやったりといった顔を向けた。
その瞬間、忘れかけていた羞恥が倍になって戻ってきた。
だけど藤本のリアクションはさっきまでとはまたちがったものだった。
「先輩さぁ、恥ずかしいだけでなんともないわけ?」
「…は、恥ずかしいだけって…!」
こいつ…この羞恥をたった『恥ずかしい』のことだけで済ますつもりか!!
めっちゃハズイんだぞ! 死にそうなんだぞ!
お前が後輩じゃなかったらこんなヘンなプライド捨てて、殴ってでもこの場を去る!
「こんな…こんな…こと、されて、タダで済むと思うなよ…」
「え? なんかいった?」
「言ってない!!」
「…なんでソコで赤くなるんですか」
「うるさい! 赤くなんてなってない!!」
「やっぱ何度見ても見惚れるほどカワイイッスわ」
「…! ほんと、お前…だまれよ」
俺は開き直って自らベッドにうつ伏せで寝転がった。
今度は藤本は何も言わなかった。
…まったく。先輩のプライドもあったもんじゃない。
なんだよ、カワイイって…
こんなゴツゴツした奴のどこがカワイイんだよ…
一分たりともそんなとこ…
「…お前、今何してんの」
「はい?」
「あの…気のせいならいいんだけど、すげェ言いにくいところに視線を感じましてね?」
ワザと敬語で言う。
見たわけじゃないけど…
たぶん藤本がおそろしいほどガン見しているのは、俺のその……いわゆるアナ…
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