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トラウマ
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全身のあらゆるところに愛撫されつづけ、俺はその頃にはもう、快感をしのぐことしかできなかった。
カラダのどこかしこが熱くて、やっとそれから解放されると俺の荒い息だけがやけに大きく聞こえた。
藤本は身体にバスローブはかろうじて着ているものの、上も下も大きくはだけて衣服の意味を成していないほどだった。
獰猛的な笑みを前に、俺は睨みつけるしかできなくて。
それが藤本を煽ってしまっていることに気づいているはずなのに、不快感を隠せない。
愛撫に飽きたらしい藤本は、いきなり俺の唇に噛みつくようなキスをしてきた。
突然のキスに俺は抵抗する間もなく舌を絡めとられる。
荒々しいそのキスに、何も考えられなくなって、衝動的に藤本の首にしがみついた。
いつのまにか手錠は外されていた。
それをきっかけに藤本は俺の後頭部に手をやり、深く長くキスをした。
「ふぁ…ん!…ンぅ…!ぷはっ!」
はあはあとさらに息を荒げる俺の目は、いつのまにか涙でぐしゃぐしゃだった。
藤本は軽く俺の頭を撫でてから、喉元から下にツウっと舌で舐めた。
「あ…!」
くすぐったくて身をよじると、胸のあたりから、ふふふ、と笑う声が聞こえた。
「ねぇ、たってるね?」
びっくりして、俺のそれを見下ろすとたしかにそれはたっていた。
な、なんで…こんな、俺、感じてなんか…
「感じてないって?」
「…!」
「ウソつき」
藤本はスッと目を細めると、俺のそれをピンと指ではじいた。
たちまちカラダはビクンと反応し、口から自然と声がもれた。
「あん!」
「ほぅら…」
藤本はまた笑いをもらしながら、俺のそれを咥えた。
「んや…! それダメ! ダメ! いっちゃ…いっちゃ…」
今までとはケタ違いの快感にカラダが大きく揺れる。
藤本の頭に両手を添えるも、腰を押さえつけられてるせいで、もろに快感が襲ってくる。
「あ! あ! ん…い、あ…あ!!」
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