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真夜中の××× (緑高)
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(やっべ、眠れねぇ……)
薄暗い部屋の中、物凄い大音量のいびきが響いている。
きっと、この音の主は木村さんに違いない。その他にも「もうカンベンしてください宮地さん」って言う呻き声やら、酷い歯ぎしりやらが大合唱しているのを俺は必死に笑いを堪えながら聞いていた。
地獄のような夏合宿が始まってから早数日。
午前中は半端ない量の練習メニューをこなし、午後からは何故か一緒になってしまった誠凛との練習試合。
水分補給の意味をなさないほど半端ない量の汗をかき、これまた半端ない量の食事摂取を強要される。
さすが三大王者秀徳。合宿の過密すぎるスケジュールはマジでパネェ。
夜は夜で、大部屋に仲良く布団を並べて就寝タイム。大部屋と言っても育ちざかりのバスケ部員が密集しているのだから窮屈な事この上ない。
当然個人のプライベートな時間など微塵もなくて、正直言ってフラストレーション溜まりまくりだ。
明日の起床は何時だっけ?
朝から海岸を走るからしっかり寝て体力を回復させておけとかキャプテンが言っていたような気がする。
朝から砂浜とかマジできついよな~。早く寝ないと確実に死ぬ。
身体はツレーのに、思考だけは妙にクリアで中々眠気が襲ってきてくれない。
ごろりと寝返りを打てば、頭にナイトキャップを被り、直立不動になったまま死んだように眠っている相方が見える。
つか、何度見てもこの姿は笑えるな。
「ブフッ」
真ちゃんかっわいい~。睫毛なげーし、まるでお人形さんみたいだ。
日に焼けにくい体質なのか肌は白いままだし、きりっとした凛々しい眉に高い鼻筋。何処をどう見ても“美人”だと思う。
口を開けばツンデレ発言のオンパレードで、面白いほどの俺様っぷりを発揮してくれる彼だけど、寝ている姿は見惚れてしまいそうになるほど綺麗だ。
コレが合宿でなければ……。はたまた大部屋でなければ良かったのに。
24時間同じ空間に居て、その上布団が隣同士とかマジで拷問に近い。
あ~真ちゃんとチューしてぇ。
形のいい唇に目がいって思わずごくりと喉が鳴った。
悶々とする俺の横でグースカ寝てる真ちゃんが少し恨めしい。
どーしよ、マジでやべー……。下半身がジンジンしてきた。そう言えばこっち来てから全然ヌイてないからな。
手は自然と下半身に伸びて、下着の中で苦しそうにしている俺自身に指を絡める。
「……ッ」
こんな所誰かに見られたら絶対言い訳できねぇ。
わかってんのに止められそうにない。
ズボンの中からクチクチと濡れた音が響いて、それを誰かに聞かれるんじゃないかと言うスリルと、真ちゃんの真横でヌイてるってレアな状況にコーフンさせられる。
真ちゃんの寝顔マジでキレーだ。そういや真ちゃんは溜まってねぇのかな?
俺が知る限り真ちゃんがヌイてるとこ見てねぇ。
コイツの性格上こんな大勢が居る所でヌくはずが無い。
あー、ヤりてぇな。真ちゃんと……。
いつもよりガチガチになったチ○コでガンガンに突かれたら、きっとキモチイイだろう。
俺の……ココに挿れて滅茶苦茶にして欲しい。
前の刺激だけじゃ物足りなくなって唾液で濡らした指を自分のケツへと滑り込ませた。
「……は……んっ……」
さっきから疼いて仕方がないソコは簡単に指を吞みこんだけれど、自分の指じゃイイとこまで届かない。
かといって、周りにはなんもねぇし。
「……ん、ふ……っ」
俺がこんだけ悶々してるのに、真ちゃんはまだ眠っている。
「真ちゃん、おーい……真ちゃんっ! 起きろよ」
ゆさゆさと身体を揺すってみても起きるどころか眉一つ動かさねぇ。
疲れてんのはわかるけどさ……。
俺、マジで限界。真ちゃんの隣でなにもなしとかやっぱ無理!
「起きろよ真ちゃん。じゃねぇと襲っちゃうかんな」
乱れた息を吹きかけながら、身体を密着させて顔を覗き込んだ。
たく、すげぇ穏やかな顔して寝てら。
「……っ」
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