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「おい!無言は肯定と取るが、良いのか?」
色々と考えを巡らせていると、また声が掛かる。
流石にここでそれを肯定するのも嫌な予感しかしないので、冷静に首を横に降る。
「いえ、違いますよ。以前不良に絡まれた時に助けられたことがあったので、懐かしい名前だと思っていただけです」
なんか、自分の武勇伝みたいなの語ってるみたいですげえ恥ずかしい。
「そうか…。いや、少しばかり腕の立つ奴だと噂で聞いたことがあったからな。もしお前がそうなら久々に喧嘩でもと思ってな」
自分で嘘ついて言うのも何だが、単純な人だなこの人も。
というか喧嘩屋なのか?
この辺りで喧嘩屋だったら、やっぱり一戦くらいやってるはずだよな。
なんで、記憶に無いんだろう。
そこだけ思い出せなくて、何だか気持ち悪い。
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