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その後、授業も滞りなく終わり気付けばもう昼休み。
カードキーの有無を確認して教室から出ようとすればちょっと高めの声で呼び止められる。
「ちょっと!どこいくつもり?顔貸してって言ったでしょ。行くよ!」
ああ、飯は食えないのか。
そんなことを考えながら小さな体のどこにそんな力があるのかという勢いで引き摺られていく。
辿り着いた先は校舎裏の死角になっている所。
俺は壁に押し付けられていて、目の前にチワワ男子。
所謂壁ドンってやつ。
「単刀直入に言うね。生徒会の皆様、っていうか森井様と食事するなんて羨ましすぎる!それが僕は許せないから、アンタには制裁を受けてもらう。山上、山中、山下、山内、田山、ボロボロになるまでやっちゃって。」
制裁の理由が割と素直なのは好感的だが、なんでそんな山攻めなの?そこまで山から始まる苗字集めたなら田山じゃなくて山田を探せよ!
そういうのすげー気になるんだよ!
チワワが去ると名前を呼ばれた5人の屈強な男達が湧いてきた。
名付けてマウンテンジャー。
え、やばい。めっちゃツボった。吹き出しそうなのはギリギリ堪えれるけどニヤけてしまう。
「おい、何ニヤニヤしてんだ。」
おっと、バレてしまった。取り敢えず何も言わないでおこう。
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