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「…い……おい。」
チッ…誰だよ…俺の眠りを邪魔すんのは…
目を開けるのも面倒でそのまま去ってくれるのを待った。
でも一向に気配はなくならない。
「起きてんだろ?片桐。」
「チッ……俺は眠いんだ。どっかいけよ。」
そういって目を開けた。
は…?
なんでこいつがいるんだよ。
「授業にも出ずに何こんなとこでサボってんだよ。会長様。」
口角を上げながら嫌味ったらしく言ってくるのは風紀委員長の東直樹。
「うるせぇ。俺が何してようと勝手だろ?てめぇに口出される筋合いはねぇ。それに俺はもう会長じゃねぇっつうの。失せろ。」
あぁーもう、寝る気失せたじゃねぇか。寝不足だっつうのに。
身体を起こし首を回す。
すると東が横に腰掛けた。
「ずいぶん偉そうだな〜。Fクラス落ちのくせに。職務怠慢に職権乱用だっけ?最低だな。元生徒会長さん?」
うぜぇ………
「黙れ。消えろ。」
ここにいても胸糞悪りぃ…
チッ…せっかく最後にのんびりしてやろうと思ったのにこいつのせいで台無しじゃねぇか。
立ち上がって歩き出した。
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