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「ダメダメ!そんな顔しちゃ!喧嘩できないでしょ?まぁ、心配しなくても、間違いなく仁ちゃんはターゲットにされちゃうけど!」
あ?
ターゲット…だと?
いや…それより…
「おい。俺はまだ荷物運び終わってねぇんだ。手伝え。」
「え〜⁉︎それが人にものを頼む態度?ん〜まぁいいや!仁ちゃんとは仲良くしたいし!いこっか!」
文句は言われたがすんなりとそう言った。
若干驚きながらも都合いい。
遠慮なくこき使ってやる。
「おもぉ〜い!」
「黙って運べ。」
俺の後ろをダラダラ歩いてくる嶋津
重い方を持たせたからな。
ぐちぐち文句を言う嶋津をよそに一足早くついた俺はダンボールを床に置いて一息ついた。
それにしても……
「狭くないか…?」
改めて室内をみると役員専用の部屋より明らかに狭い。
キッチン、風呂、トイレは共同だ。
左右に扉があり、それが自室になるんだろう。
その中心に置かれたソファ。
リビングも狭い……
こんなところで暮らすのか……
それに…あいつと……
軽い目眩を感じた。
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