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バンッ!
「仁ちゃーん!!」
「チッ…」
あれから荷物の整理を終えた俺は自室のベッドで休んでいた。
一人きりの静かな時間…それは今ので全て打ち破られた。
ドタドタとベッドまでやって来ると俺の顔を覗き込む嶋津。
「……黙れ。勝手に入ってくるな。出て行け。」
「何その三拍子!それより!お腹空かない?」
……こいつは人の話を聞く気がないらしい。
俺は舌打ちしながら身体を起こした。
寝違えたのか、疲れからか首筋がジンワリと痛んだが、あまり気にするほどでもない。
軽く回して嶋津に目を向けた。
「……今何時だ?」
「7時だよ!19時!お腹すいた!」
確かに言われてみれば空いているのかもしれない。
食堂に行くかと言おうとして気付いた。
「……ここは使えねぇのか。」
「ん?食堂のこと?そうだね〜俺たちは使えない!」
そうだ。
Fクラスの生徒は食堂を使ってはいけないことになっている。
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