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「はぁ…うぜぇ……」
先ほどから痛いほど感じる視線と時折聞こえる俺を非難する声
ここは普通クラス、Fクラス関係なく全ての人間が共用している。
流石にここまでを出禁にしてしまうとFクラスの生徒が生活できなくなってしまうからだ。
しかし、先ほど嶋津に聞いた話では、Fクラスの生徒がここを使うことはほとんどないらしい。
買い物は寮に近いコンビニで済ませることが多いようだ。
実際に今、店内にいるのは全てが普通クラスの生徒や関係者のみ。
俺は近くでこちらをチラチラ見ながら話していた生徒を睨みつけ、買い物に集中した。
「仁ちゃーーん!」
「お前はもう少し静かに出来ないのか?いちいちうるせぇんだよ。」
俺の言葉を気にかける様子もなく、嶋津は両手いっぱいに抱えていたありとあらゆる菓子類をカゴにぶっこんだ。
「………こんなものをいれるための冷蔵庫じゃねぇんだよ。多すぎだ、アホ。」
「え?大丈夫だって!ね?」
「なにがね?だ。」
またしてもバカみたいなやりとりをしている時だった。
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