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「エヘヘ〜俺が涼ちんと奏っちに話した〜」
ヘラヘラ笑いやがって……
「嶋津…お前今日夕飯抜きな」
「は!?ちょっ!え!?嫌だ〜!仁ちゃんの料理美味しいのに〜!」
すがり付いてくる嶋津を片手で止める。
「……やっぱりお二人は仲良いんですね?」
「誰がこんなやつ…「そうだよ!俺たちこんなに仲良し!」……」
うぜぇ…何?何なの、こいつ
嶋津の頭を軽く小突き、涼に視線を戻す。
「それで?要件はそれだけか?」
「え…あ、その、あぁ」
曖昧な返事だな。
「別に謝ってもらう必要はねぇ。リコールされたからどうとかそんなんじゃねぇから。俺はいつだってこうだ」
「……捻くれてるとも聞いた」
「……嶋津」
「わぁーー!涼ちんそれは言っちゃダメ!」
こいつ…マジで夕飯抜きだな。
「……まぁ、とにかくお前らが気にすることじゃねぇ。それに終わったことは気にしない主義だ」
「……潔いんだな」
涼はそういって苦笑した。
「僕は認めない」
「おい、奏!」
今まで黙りこくってた奏がようやく口を開いた。
視線を向けると奏は俺を睨みつけていた。
「お前は僕を、僕の仲間を侮辱した。それはどんな理由があっても許しはしない」
「そうかよ。でも俺も謝る気はねぇ」
同じように睨みつけてやる。
険悪な空気に他の二人が戸惑っているのが見えるが今は放っておこう。
しばらく睨み合いが続いた。
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