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ポンっと肩に置かれる手
「まぁ、とりあえずは仁ちゃんは上手くやったみたいだからもう心配ないね!あとはちゃっちゃと全員に認められてたっくんをどうにかするだけ!」
「……そんなもんか?」
「そーんなもん!」
何も考えてないような言い方があまり気に入らない。
顔を顰める俺から手を離し、嶋津は自室の方に向かって行く。
食器ぐらい片付けていけよな
そう思っているとクルッと振り返った。
「だけど、なんで仁ちゃんがそんな怪我してるのか……それだけが謎だけどね〜。……それ、誰にされたの?」
……妙なタイミングで真剣な顔しやがって
「あー覚えてねぇ……っつうより顔見えなかった」
「ふーん、そう!まぁ、いいや!とりあえず、それには少し気をつけてね!じゃ、ごちそうさま!」
わからねぇのにどう気をつけろって言うんだ。
重いため息を漏らした。
だいぶ痛みが引いてきていた背中が思い出したかのように鈍く痛んだ。
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