アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
125
-
「……ここから這い上がれないようじゃ、今の社会には勝てない。それだけの実力がないのなら、俺はそこまでってことだな」
「なーんか仁ちゃんって潔いよね〜」
「……よく言われる」
「なんていうか〜最初は生意気なただの自分大好き俺様野郎!って感じだったけど、最近わかんなくなってきちゃったんだよね〜」
こいつ……
悪気もなく言ってるあたりが本当に腹立つ。
「……後でしめる。で?」
とりあえず脅して先を求める。
「なんだろ〜なんてゆーか〜他人もだけど、仁ちゃんって自分にもあんまり興味ないでしょ?」
「………は?」
わけがわからん
自分に興味あるとかないとか何が言いてぇのかさっぱりだ
「だってそうじゃない?いくら酷いこと言われても全く落ち込まないし〜殴られてもやり返さないし!」
「……別にバカな奴らにバカと言われても悔しくもならないだろう?自分のことかえりみてからものは言えってんだ。んで、殴り返さねぇのは……面倒だから」
考える間も無く答えた俺に嶋津は苦笑いを浮かべた。
こいつのこんな表情もいい加減見慣れてきたな
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
125 / 376