アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
134
-
少し暗めの赤い髪
大きくて見るからに強そうな身体つき
着崩された制服は前のボタンは全て外され、中には藍色の胸元が開いた薄手のシャツのみを着ている。
そのせいか無駄に分厚い胸板が服の上からでも見て取れる。
……寒くねぇのか
つか、こいつマジででけぇな。
軽く見上げてるからな?
「……お前、ちっせぇな」
「てめぇがデカイんだろ?俺を見下ろすな、クズ」
その言葉にただでさえ細めた細い目をさらに細くして、眉を寄せた。
「今度はクズ呼ばわりか。……お前、まさか俺の名前覚えてないとか言わねぇよな」
「はっ…忘れるわけねぇだろ?天下のクガワタクトさん?」
珍しくこの俺が覚えている
初めて会った時が衝撃的すぎたからな。
「……カタコトすぎる。てか、フルネームで呼ぶな」
玖川はそう言うと何を考えたか、右手で俺の頭を力任せに掴んだ。
「やめろ。縮む」
「縮めてんだよ。生意気なやつはもっと高い位置から見下してやる」
いや、わけがわからん
てかマジで首いてぇから
「……つぅかお前だって俺のことフルネームで呼んでんじゃねぇか」
「なんだ?名前で呼んで欲しいのか?」
「……頭沸いてんのか?」
どうやったらそんな解釈ができる?
本当にアホなのか?
Fクラスのトップがこんなアホなら嶋津みたいのがそれなりに上のやつでも納得がいく。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
134 / 376