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【綺麗】ともよぴ 最終part
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そのもやもやとした感情を頭の中で回転させていると、外の雨はもうすっかり止んでいた
2人で空を見上げて、じっと見つめる
「雨、止みましたね」
「うん」
「帰りましょうか」
「うん」
「.......ともさん?」
「うん」
適当に相槌を打つ
空を見上げたままぼーっとするわっちを、鳥ちゃんは顔を覗いた
「ともさん、どうし...」
「わっちって鳥ちゃんのこと好きなのかな」
「..........は?」
「.........ん?」
ふいにそんなことを呟いた
その瞬間、隣で鳥ちゃんの間抜けな声が聴こえる
あれ?わっち今...何て言った?
「.........!!////」
自分の言動を思い出してカーッと顔が赤くなる
いやいやいや、本人の目の前でわっちは何を言ってるんだ!!
恥ずかしい今なら死ねる
そうやって焦っていると、
「俺もともさんのこと好きですよ?」
「はっ!?////」
不意に鳥ちゃんがそんなことを言うもんで、顔がさらに赤くなる
「仲間ですもん、当たり前じゃないですか」
「..........え」
そ、そっっっっっっっっちかあーーーーーー
なんだよ、仲間としての好きだったのかよ...
「ともさん?」
「いや...なんでもないよ...
やっぱり、頑張って振り向かせなきゃだめか..」
「えっ....?」
「なんでもなぁーい」
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