アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
【吸血鬼】アイよぴ Part4
-
夜遅く
洗面台から咳き込む様な声が聞こえて、目が覚める
隣のベッドを見たら、アイクの姿は無い
だったら、洗面台に?
そう思って、洗面台を覗く
そこには....
「うぇっ、げほっ.....」
「アイクっ!?」
アイクが洗面台に向かって吐いていた
もしかしたら、俺が無理やり食べ物を食わせたから?
そう思ってアイクに駆け寄り、背中をさする
「お、おい...大丈夫か!?」
「.....Yさん..」
アイクが、下を向いた顔をゆっくりとあげる
その目に、恐怖を感じた
「アイ....ク.......?」
「...」
アイクの瞳は、赤くなっていた
そして、飢えた獣の様に、こちらを見つめる
俺は、恐怖の余り後ずさった
だけど、
「っ..!」
ドンッと背中に何かが当たる
壁だった、逃げられない
アイクは、ヨロヨロとふらつきながら近づいてくる
そして、俺を壁に追い詰める
「アイク....お前、どうしたんだ..?」
「Yさん....欲しい..」
「欲しいって.....?」
「.....貴方の"血"が」
そう言ってアイクは、俺の露出している首筋にかぶり付き、思いっきり歯を立てた
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
59 / 124