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【喧嘩】ともわと 最終Part
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「.......え?」
わとさんの衝撃すぎる発言に、わっちは目を丸くする
わとさんはふいっと目を逸らすと、少しずつ、言葉を述べた
「ともさんの誕生日もうすぐで、
それに...俺がともさんに告白したのも、ともさんが告白を受け入れてくれたのも、付き合い始めたのも、その日だから....
だから、俺...バイト頑張って..お金貯めて....
ともさんは物持ちが良いから、ずっと使えるような物が良いと思って..
そういうのは女の子が詳しいかなって美由ちゃんに相談したんです。
それで、さすがにアクセサリーはダメだと思ったんですけど、一応寄って行こうと思ったら、綺麗なページホルダーがあって...
ともさんは本、良く読むでしょう..?
だから、それにしようって決めたんです。
それで、誕生日までバレずに隠しているつもりだったのに...」
そう言ってわとさんは泣き出してしまった
わっちはわとさんから一歩引いて、呆然とわとさんを見つめる
全て、わっちの誤解だった?
わとさんはただ、わっちを思って、高いプレゼントまで用意してくれて...
それなのに、わっち......
そう思ったわっちは、涙を止めようと必死に腕で拭うわとさんの体を、抱きしめた
「......ごめんね..」
「っ....」
「誤解だったね.....
そんなことだったなんて........
わっち、嬉しい..すごく幸せだよ....」
「ともさん....」
わとさんの頭を撫でると、わとさんは泣きながらはにかんだ
その笑顔に、わっちも微笑む
「ねぇ、わとさん。
仲直りしよう..」
「....はい」
わっちはそう言って、わとさんに優しく口付けた
その口付けは、夫婦が結婚式でするような、とても神聖なものに感じた
口を話すと、お互いふっと笑い合う
「わとさん、愛してるよ」
「俺も....愛してます!」
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