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「そういやさ、この学校にブロンドの人っているか?」
「何それ? 髪? だったら俺が見たことある人だったら何人かいるけど」
「ふーん」
「有名どころでいえば生徒会長とか? 近くでいえば隣のクラスにもいるぜ」
「マジか、意外とブロンド率高いのか……坊ちゃん高だもんなぁ……」
「元からキレイな髪っていいよな。俺なんてわざわざ染めてるのに」
はぁ、とため息をつきながら三木は自身の毛先を弄んでいる。
「オレンジって目に痛いよな」
「ひでー!! オレンジ綺麗じゃんか」
頬を膨らます三木を一瞥し立ち上がる。
「あれ、どっかいくのか?」
「隣のクラス」
「え、筒井にも春? 春なの!?」
違うと言って教室を出た。ただ気になっただけだ。今朝のあいつの格好の意味だとか。どんなやつだとか。
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