アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
3
-
そんな神妙な顔で言われてもはぁ、としか返せない。
「どうせ、彼氏にあげたい、とかだろ」
「あたり!! だから筒井に味見して欲しくて」
ぱか、と三木が弁当箱を開いた。卵焼きに唐揚げ、アスパラのベーコン巻きと弁当のおかず人気ランキング上位ですって感じのものが詰められている。
「三木の割に地味だな」
「何それどう言う意味!?」
「いや、鮭とかで米にハートとかかいてるかと」
「筒井にはしませーん」
俺もいらねぇよと苦笑しながら取り敢えず唐揚げお摘みあげた。
三木は卵焼きを食べている。あいつの昼飯でもあるらしい。
口に放りこみ、咀嚼する。
醤油ベースだ。味はそこそこ。生姜の量が足りない。それと、
「油がきれいにきれてないね。これ」
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
16 / 106