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「こんにちはー」
「こんにちは、孝弘の友達?」
現在放課後、寮の前だ。
村岡サンは掃除をしていたようで箒片手だ。
今日はフラミンゴがプリントされたTシャツだ。
「三木って言います!!」
「俺は寮監の村岡ね。孝弘がいつもお世話になってます」
「村岡サン、世話してるの俺だから」
「筒井ひで〜!!」
「はは、仲良さそうで良かった」
じゃ、と言って寮内に入ろうとした俺と三木を村岡サンが止めた。
正確には三木を。腕を掴まれたのだ。
「三木君、首に擦り傷出来てるよ。ガーゼもだし喧嘩?」
「こけただけです」
「……そう、まぁいいや絆創膏あげるよ」
しう言って村岡サンは寮内へ入っていった。
「流石村岡サンよく気がつくな」
「……そうだな」
一瞬村岡サンに掴まれた手首に触れた三木は首に触れて顔を顰めた。
その時、音楽が響いた。聞き慣れたもの三木のメールの受信音だ。
すぐにケータイを取り出した三木はふにゃ、と眉を下げ笑った。
「彼氏?」
「そ」
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