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「じゃぁ、お前はベッドの下にあるのか?」
そう聞いてやれば図星のようで慌てだした。
本当に分かり易い奴だ。
「紅茶冷めるぞ」
「おー、今行く」
三木は散らかした布団を綺麗に直したあと俺の後ろをついてきた。ミルクティーを見て歓声を上げる。
子供か。
「どうして急にうちにきたいだなんて言い出したんだ?」
「友達の家に行くのに理由なんかないよ〜」
カップを見つめた三木はそう言って笑う。
「まぁそれもそうだな」
「でしょ? てか、筒井の部屋ゲームとか無いの?」
「あー、PSPとかは持ってないな」
「えー!! じゃぁ今度は俺んち来なよ!!
しょうがないトランプしよう」
「トランプとかガキかよ」
そう言って笑ってやるとガキじゃないと三木が怒った。そういうところがガキだって言ってるのに。
とか、俺も三木を馬鹿にしていたけどなんだかんだでトランプは盛り上がった。
「筒井弱いー」
「お前が強過ぎるんだよ……」
現在ババ抜きに負けたところだ。
先程から大富豪やスピード、ポーカーなど色々やったが勝ったのは最初に肩慣らしだとか言ってやったババ抜きだけだ。
三木は運はさることながらポーカーフェイスがうまい。ちょこちょこ演技も入れてくるから分からなくなる。
ダウトなんかズタボロだった。
「あー、お腹すいた!!」
「ん、食ってくか?」
「え、何? 筒井作ってくれんの?」
「まぁな」
「やった!! カレーがいい」
「了解」
ちょうどよかった。以前ルーがに安かった時に買いだめたのがあった筈だ。
「お前も手伝えよ」
「もちろん!!」
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