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「はい、筒井の負けー」
何だと……まさか俺が負けるとは思っていなかった。宮原だと思っていたのに……!!
「も、もう一回」
「そう言ってもう5回目だよ」
「うっ」
「筒井分かり易いんだよ」
「ちゃんとポーカーフェイスしてるけど」
「悪いカード引いたり、今それ出されたら困るってとき眉毛がぴくって上がるんだよ」
自分では全く気づいていなかった癖を指摘され思わず眉毛に触れる。
眉毛め。お前のせいで俺が負けたんだぞ。
「うー、洗い物してくる」
「なー筒井今日泊まっていい?」
やっぱり。言われると思ってた。
「どうぞ」
「サンキュ!! 宮原も泊まるだろ?」
「筒井、いいの? 当たり前だろ。ほら、どっちか先風呂はいれ」
「じゃ、俺先ね!!」
言うやいなや三木は飛び出ていった。
あ、下着と服出してやらねーと。洗い物の前に寝室に入りクローゼットを確認。新品の下着がちょうど二枚ある。
それと、Tシャツと短パンを適当に見繕う。
「おい三木ー、入んぞ」
開けようとすると止められる。三木は意外と力が強く開けられない。
「キャーエッチ!! 変態!! 強姦魔!!」
「てめぇ、全裸のまま外放りだすぞ」
「嘘だってば、服そこに置いといて」
「分かった。タオルそんなに数ないから使いすぎんなよ」
「了解」
そのまま服をおいてキッチンへ戻るとカチャカチャと食器同士がぶつかる音がした。
中を覗くと宮原が洗い物をしてくれていた。
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