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「ちょ、何……!?」
頬に当てた手を、スルリと口元まで滑らせる。
ゾワゾワッ___。
その指の動きが、なんつーか気持ち悪くて鳥肌が立つ。
何やねんコイツ、きっしょい手しおって!!
いい加減振り払ってやろうと手をつかもうとしたら、そいつの手はまたスルリと次は項の方へ動いた。
「っん……」
その瞬間先程までとは違った感覚が襲ってきて、はらおうと上げた手が力をなくす。
何やこれ……ゾクゾクする、変や、気持ち悪い……!!
「っ……ふぁ……」
自然と息が漏れる。
そいつの動きを止めようにも、ろくに抵抗もできなくて触られ放題になっていると
___ガクンッ
「___っあ!!」
足に力入らなくなって、その場に崩れ落ちた。
何が起こったのか分からずに唖然としている俺を見てそいつは
「ふふふ」と嬉しそうに笑う。
「いいねぇ、いいよぉ、凄くいい。顔も悪くないし、感度は良好。美味しいねぇー」
それに……と続く言葉に嫌な予感を感じる。
と、言うか嫌な予感しか感じない。
あかん、何かこいつ、あれや、
陽兄とおんなじ匂いがする。
そんな気をよそに男は大声で叫ぶように言った。
「それに、その男を知らない感じが、まさに僕の理想の受けっっ!!!」
やっぱりかぁぁぁぁぁぁぁぁああぁぁぁあ
いろいろとショックを受けて項垂れる俺に「まぁ、取敢えず座って話でもしようよぉ~」なんて声を掛けてきたそいつに
引きづられるようにして部屋の奥へと入っていった。
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