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竜馬の配慮
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「それにしても、あそこであっただけの知らない男についてくなんて君も無防備なんだな。」
「これからは、知り合いでしょ?」
そう言ってさっさとシャワーをあびにいってしまった。
先ほどまで着込んでいたスーツをさらりと脱ぐと、ワイシャツを楽に着る。頭の霧を晴らすにはセックスで無茶苦茶になってしまえばいいと、竜馬は思っていた。
特に付き合いたいとも思っていなかったため、女も男も後腐れない付き合いが一番で不必要になったらいつでも切り離せる関係が一番だと考えている。
これが竜馬の最小限の心の強さでもあった。相手も自分も傷つかない距離感。
意気地無しの竜馬の出来ること。
今日一夜を過ごす相手がどうであろうと構わない。
竜馬はそう心の中で呟くと受付の間に買ったコンドームを見つめた。
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