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罰と言う名の復讐
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歩夢side
夏休みにはいってまだ3日だというのに、なんだか寂しい。
もちろんサークルの活動日も割とあるし、サークルの仲間や、高校の時の友達とかと、呑みに行ったり、遊ぶ予定だって沢山入っている。
あいつらと遊ぶのはもちろん楽しい。だけど、俺にとって優斗といる時間は特別だから、その時間が少なくなることは、いたいことだった。
俺はどうしてすぐに彼女に飽きるのか。悩んでいた時期がある。
告られた時は好きだなと思ったから付き合ってるのに、どうしてだろうって。
考えて悩んだ末に出てきたものは、本当の好きとは違うんじゃないかということ。
それから俺は、告られたらとにかく付き合ってみて、本当に好きになれるか確かめて見るようになった。
周りからは軽いとかチャラいって何度も言われたけれど、俺なりに本当に好きな人を見つけるためであって、遊びで付き合ってたわけじゃない。
だって付き合ってみないとわからないことも沢山あるだろ?
だけど、そんな人とは一向に会えなくて…結局今までのようにすぐに別れることの繰り返し
俺は相手に束縛されると面倒くさいと思ってしまうけれど、本当に好きな人だと度を超えてない限り可愛いって思うらしい。そして、自分も束縛をしたくなるらしい。
俺にはそんな気持ちずっと分からないままなのかなって思ってる時に
優斗に出会った。
優斗との出会いは高校1年の時。
やたら綺麗な顔の奴がいるなぁと思っていたけれど、特に関わりもなかった。
仲良くなったのはそれから数ヶ月後くらい。
何人かの先輩達に迫られて、襲われそうな所を助けたことがキッカケで…。
結構学校内で、綺麗な奴がいるって噂になっていたから目をつけられたのかもしれない。
だけど、どんなに綺麗でも男はないだろって思ってたのに、助けた後に「ありがとう」って笑顔でお礼を言われた時、不覚にもドキりとした。だけど、それは別に好きとかじゃなくて、始めて笑った顔を見たからで、それがあまりにも綺麗で眩しかったからだろうって思ってたんだ…その時は…
それから俺らは仲良くなって、一緒に行動するようになった。
それは今から丁度6年前の今の季節のことだった。
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