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罰と言う名の復讐4
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次の日、優斗は目を明るい陽の光で目が覚めた。
ーーいい天気だな…
だけど、目が覚めれば現実に引き戻される。
ーー身体が重い
重くてだるい体を引きずるように起き上がると同時にドアが開いた。
「おはよ」
なんだかいつもよりも機嫌がいいように見えた。
「…おはよ」
「ご飯できたんだ。起きたなら食べようぜ。」
「…うん」
優斗には本当は食欲なんてなかった。
ーーだけど食べないと倒れる
毎日ように抱かれるだけの日々。外に出ることもろくに歩くこともない優斗は体力がかなり落ちていた。
雅希の作ってくれた朝ごはんをたべる。だけどうまく喉を通らない。結局半分を残して、デザートで出されたヨーグルトを流し込んだ。
そのまましばらくリビングのソファーに座っていると、雅希が手にDVDを持って隣に座ってきた。
「兄貴、久しぶりに映画見ない?」
「映画?」
「よく昔は見ただろ?」
ーー昔は確かによく見てた。父さんは仕事で夜まで帰らないから、暇な時はよくDVDを借りたりして2人今みたいに横に座りながら。でも…なんで?
だけど、抵抗はしないほうがいい。できるだけ、精神を逆なでないように。
このままのペースで抱かれたら本当に倒れてしまうから。
「…わかった。昔みたいに、ジュースでも持ってこようか?」
「よろしく。」
笑顔で答える雅希に2つのオレンジジュースの内の1つを手渡す。もう準備していたのかリモコンのボタンを押すと映像が流れ出した。
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