アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
罰と言う名の復讐4
-
停止されていたビデオがまた動き始める。
[やだぁっ…許しっ…お漏らしやらぁっ…あっ、でちゃっ…ああぁっ」
チョロチョロと大きく脚を開きながら排尿する自分の姿を嫌でも見てしまう。
[ほら、脚閉じないで。全部見せて?漏らしてるところ。]
[やああっ…おしっこやだぁ…おしっこみないでぇ…]
勃起させたまま漏らしている自分がいたたまれない。
「漏らしてるところよく撮れてるだろ?かわいいよ」
「マサもう許して。どうしてこんなこと…もう嫌だ」
「だめだよ全部見ないと。俺が頑張って編集したんだから。兄貴が乱れてるところピックアップして」
ーーどうしてそんなこと笑いながらできるの?分からない。マサが分からない。
「ほら、みて?自分で指に擦りつけてる。腰揺らしながらさ」
クイと顎を上げられて見えた画面には快楽のみを追いかける自分の姿が映っていて…
[もっと…欲しいっ…大きいの欲しいよぉ…]
自分の鼻にかかったような甘える声を聞くだけで嫌気がさす。
[挿れて欲しいなら誘ってみてよ。俺が挿れたいって思うように。]
その言葉をうけて、無意識にしている自分の誘い方をみて、優斗はショックを受けた。
ーーこれ…父さんに…
相手に尻を向けて、割れ目を左右に大きく引っ張ってアナルを見せながら、甘い声で強請るその誘い方は、約5年間父親に刷り込まれたものだった。
もう忘れたと思っていたのに、身体はまだまだ覚えていることを改めて実感させられた気がして、身体が震えだす。
[ひあっん…きもちいっ気持ちっ…んんっ…あんっ、やあぁっ…」
[こんなに締め付けて、そんなに気持ちいの?淫乱]
[んっ…やんっ、んあぁっ…きもちいっ…もっと…もっと頂戴っ…ああぁっ]
甘く媚びるような喘ぎ声。淫らに腰を振る姿。投げやりな気持ちだったとしても、全てに絶望感を覚える。
その中で1番絶望感を覚えたのは、表情だった。紅潮した頬に潤んだ瞳。薄く開いた唇から伝う一筋の唾液。全体的にトロンとしているその表情は、あの日5年前に父親に見せられた自分の姿と同じだった。
ーー少し顔は大人びたけど、表情はあの時のままだ…嫌なはずなのに、こんなに気持ち良さそうな顔をするのが変わってない。
もう嫌だ…マサの言う通り、俺は淫乱なのかもしれない。こんなふうに乱れてたら、否定なんてできない。
父さんにある日言われたことがある。抱かれている時の顔は相手を誘惑しているって。だから、お前も悪いんだよって。マサもそんなことを伝えたくて、ビデオなんて撮って見せつけてきたの?
最後に何回目か分からない射精を終えてから、意識を飛ばしたところでビデオはおわった。
雅希の期待通り優斗は計り知れないほどのショックを受けていた。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
33 / 180