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雅希side
***
兄貴に助けられた日から、親父からの暴力はだんだんと少なくなって行った。
時々殴られることが本当はあったけど、その度にあのときの約束を思い出す。
マサ約束するよ。………
ーーこの言葉があれば兄さんがいれば大丈夫。
この言葉を言った後、兄貴は小指を出してきて俺と指切りをした。
兄貴はこの約束を守ってくれるって思ってた。だから俺は頑張ってこれたのに。
でも兄貴は忘れたの?
やっぱり兄貴にとっては小さな約束の一つで、俺の中でのあの約束の大きさとは違ったんだね。
俺はあの時ショックだったよ。
あの日のことは忘れもしない。
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