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変化
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雅希side
優斗が好きなんだと理解してから、雅希はもう復讐のためとかではなく、自分の欲求を満たすために抱いていた。
優しく抱けば快楽を知っている身体は素直に反応するから、次第に優斗の心まで快楽に支配されて自分を求めてくれる。
そのことに雅希は満足感を覚えていた。
だけど、捨てられたことを忘れたわけではない。あの頃の不安や寂しさ、憎さは今も心にある。ただ、その気持ちよりも、今は好きだという気持ちが強いだけだ。
だからだろうか。もう手放したくはなくて、キスマークを沢山つける。足首の枷を外せない。
雅希は、行為の最中や、その後に、優斗の白い肌を強く吸い上げ、浮き上がる赤い印を見るたびに心が満たされた。そのマークがとてもとても綺麗に見えるのだ。
ーーキスマークを見るたびに安心する。俺の印を兄貴に残せてる。もう、俺のことを捨てさせない。
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