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渇望6(※)
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「そんなにガン見されると、流石に恥ずかしいんだけど。」
笑いを含んだ声が聞こえ、金縛りが解けたかのように身体がパッと動いた。
「わ、わるい!」
慌てて身体を横にし顔を背けた。
クスクスと笑いながら準備をしているのが、蒼牙が僅かにたてる音で分かる。
…ヤバい、恥ずかしい、隠れたい。
「ダメだよ、悠。」
顔を腕で隠していると、肩に手を掛けてグッと力を入れられ、また仰向けにされる。
そのまま腕も取り払われ、顔の横に縫い付けられた。
正面から顔を覗き込まれ「な、何が?」と慌ててしまう。
「顔を隠さないで、全部俺に見せて。」
そう言いながら唇に触れると、すぐに熱い舌が差し込まれた。
「…ンッ、…フッ…。」
クチ…ピチャ、
激しくなる口付け、大きな手が胸をまさぐり爪先で尖りをカリカリと弄られる。
「ンー…、フッ…ぁンッ!」
下がってきた手が俺自身を優しく扱き、新たに滲む先走りをまた後孔に塗り込められる。
…蒼牙が触れる場所全てが気持ち良くておかしくなりそうだ。
クチュクチュ…ピチャ、チユ…
キスに夢中になっていて、気付けば脚の間に身体を滑り込ませた蒼牙に左の太股を抱えられていた。
「…ン、悠…」
キスの合間、熱に浮かされたような甘い声で呼ばれる。
目を開けると、優しいでもどこか切羽詰まった瞳と視線が絡まった。
グッと腰を持ち上げられ、後孔に蒼牙の熱く脈打つ塊が押し当てられた。
心臓が痛い。
正直…怖い。
でもそれ以上に蒼牙を感じたかった。
俺は両手を蒼牙の首に回すと
「…大丈夫だから、来いよ。」
口付けながら囁いた。
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