アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
無自覚と警戒心7(※)
-
バスルームで簡単に身体を洗われた後、ベッドへと移動し蒼牙の好きにされている。
チュッ…チュッ、ピチャ…
「ハァッ…!ンッ…ンアッ…!」
鼻から抜けた、高い喘ぎ声。
うつ伏せにされ、尻を高く掲げた態勢で刺激に堪えている。
後ろから蒼牙の尖らせた舌が後孔に触れ、柔らかく解そうと抜き差しを繰り返す。
やわやわと尻たぶを揉まれ、時折前に回されては悪戯に自身を弄られまた離れていく。
その度に達していない自身は刺激に震え、解放を求めていた。
何度もイきそうになっては止められ、最後の一押しを逸らされる…。
『簡単にイカせない』
その宣言通り、蒼牙は今までにないくらい焦らしてきた。
クチュ…、グチュ、ピチャ…グチュチュッ…!
「ンッ…もう大丈夫かな…」
蒼牙の呟きが聞こえたかと思うと、
グチュ、グリッ!
指が一気に二本挿し込まれた。
「あぁっ!…んッ…!」
柔らかいベッドの上で身体を震わせる。
グチャグチャと卑猥な音が響き、中を擦られていく。
「ハッ…悠…」
名前を呼ばれ振り向けば欲に濡れた瞳が見つめていて、胸が苦しくなる。
「アッ、蒼牙…ンッ」
震える腕に力を入れて立たせる。
そうすることで蒼牙の指を締め付けてしまうが、蒼牙に触れたくて何とか腕を伸ばした。
「蒼牙…ンッ、ギュッてした、い…アッ」
そう呟けば少し驚いたような表情を見せたあと、嬉しそうに身体を寄せてくれた。
グチュ…
「ンアァッ…!」
一度指を抜かれ、グルリと態勢を変えられる。
仰向けになり見上げた蒼牙の顔は、興奮していながらも俺を試しているような、どこか愉しそうな表情をしていて…。
『反省してもらう』
その言葉の意味を必死に探る。
もっと自覚しろと言われても、何を自覚しろというのか…。
でも、いつも蒼牙は俺のことを無自覚だと言う。
雛森さんの時にはもっと警戒しろとも言われた。
…俺には警戒心が足りないのだろうか。
自分ではそんなつもりはないが、今日みたいなことがあった後ではそうなのかもしれない。
蒼牙に翻弄され快楽にボヤけた頭で一生懸命に考える。
蒼牙の瞳が細められ「何を考えてるの?」と頬を撫でられた。
「…お前の事だよ。」
そう答えると蒼牙は撫でていた手をピタリと止めて、じっと見つめてくる。
…強かったな。
あんなに怒った蒼牙を見るのは初めてで、静かな迫力で相手を畏縮させてしまった。
最後は暴力も出てしまったが、それを見てすっきりとした気持ちになったのは確かで。
蒼牙が俺の為にあんなに怒ってくれたことが嬉しかった。
ぐるぐると思考が回り、考えがまとまらない。
だけど…
…正解は解らないけど、一つだけはっきりしていることがある。
俺は蒼牙の背中に手を回し抱き着くと、耳元に囁いた。
「好きだ…」
「…ッ…」
「ごめんな、いつも心配かけて…助けてくれてありがとう。」
だから…はやくグチャグチャにして。
他人に触れられた、あの感触を忘れさせて欲しい。
…そう願いを込めて伝える。
身体が快楽を求めて揺れる。
蒼牙に下半身を擦り寄せ、耳朶を甘噛みして続きを催促した。
「…ッ…!クソッ!」
「ああぁ…ッ…!」
腰を持ち上げられ、一気に蒼牙が挿入ってくる。
荒々しく擦り上げ引き抜く。
何度も、何度も。
強く突き上げ、かき回し、叩きつけるように腰を動かしては悦いとこを掠めていった。
グチュ…クチュ…、パチュ、グチュ…!
「あ、ぁ…ッ…はげし、アンッ!…も、イ、クッ…!」
「ん、良いよ…イッて」
「ンッ…ああぁッ…!」
蒼牙の身体にしがみつき、快感に身を委ねる。
溜まっていた熱が一気にせり上がり弾け、白濁が蒼牙と俺の腹を厭らしく濡らしていった。
今度は蒼牙も止めるようなことはせず、身体を震わせる俺を見つめながら頬を撫でてきた。
一度動きを止めると、ゆっくりと唇を合わせる。
「…悠、」
クチュクチュ…、ピチャ…チュッ、
吐く息すら飲み込むように口付けられ、飲み込みきれなかった唾液が顎を伝う。
それを舌で舐め上げると、蒼牙は動きを再開した。
「ハッ…悠、愛してる…」
耳元に囁かれる言葉に、身体が歓喜で震える。
蒼牙の愛情も、嫉妬も、怒りも、全て受け止めたい。
俺だけに見せてくれる、そして俺の為に見せてくれる激しい一面が愛しい。
「あぁ、ンッ…、もっと、アンッ!もっと…蒼牙でいっぱいにしろ、ンアァッ…!」
譫言のように呟き、強く蒼牙にしがみついた。
「ハッ…ん、悠に俺を全てあげるから…だから、悠も俺に全部ちょうだい…ッ…!」
グチュグチュグチュ…、パチュパチュ、グリッ…!
「ああぁ…ッ…!ンン!」
足を大きく開かれ、腰を高く持ち上げられた。
ベッドのスプリングを利用して、上から叩きつけるようにして蒼牙が穿ってくる。
ギシギシと軋むベッドの音、
繋がった場所から響く卑猥な音、
蒼牙の荒い息と噛み殺した声…
「…ッ…クッ!」
「あ、ああぁ…!」
やがて最奥に放たれた熱。
馴染せるように胎内を行き来する蒼牙自身に、甘い喘ぎ声が洩れた。
「ハッ…まだ、付き合ってもらうから…」
腰を下ろされ、腕を引かれる。
胎内に感じる蒼牙はまだ硬さを保っていて、その熱さに目眩がした。
向かい合わせになり蒼牙を跨ぎ顔を見つめる。
「泣き顔も可愛いね…」
そう言って目尻を舐められ、初めて自分が涙を流していたことに気付いた。
「あ、ちょっと待って…ンアッ…!」
再び下から突き上げられる。
大きな手が這い回り、胸、肩や背中、腰、尻…全てに強弱をつけて触れられた。
気持ち悪かったあの感触が全て消えていく。
蒼牙の首に腕を回し、口付けをねだった。
すぐに塞がれた唇は、蒼牙の性格のように優しくて…そして激しい。
「蒼牙…ンッ…アッ!」
「…ハッ、二度と触れさせないから…」
キスの合間に囁かれる。
気を失いそうな程の快楽と狂おしいほどの愛しさに、俺は声を上げ続けたー。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
146 / 347