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銀輪~腐二次創作弱虫ペダル手葦、東戸目線
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純太と拓斗と俺。
三人いつも一緒だった。
幼稚園時代からだからほんとに長い。
拓斗は幼稚園時代から、純ちゃんのお嫁さんになるって言い切っていて、男どうしは無理だよって手嶋に言われて泣く。
定番パターン。
そのうちわかるだろうと思ってたんだけど…
ある午後音楽室に二人を迎えに行ったら、純太は拓斗に壁ドンでキスされてた。
俺ものすごくびっくりして、しばらく三人になれなかった。
チーム練習~俺も自転車乗りだったんだ。中学まで~サボってうちにいたら純太が来た。
一緒に小公園に行く。
言われる話はわかってたから家で、俺の部屋で聞きたくなかった。
「押し切られた?」
純太は首を横に振る。
「ちょっとは押されたんだろ?」
純太は黙ってる。
押されたって言ってくれないんだ。
言うだけでいいのに…
ほんと強情。
「エロ嶋」
「ごめん」
蚊の鳴くような声。
勇気いるよな認めるの。
せめて俺くらい責めないでやろう。
「いつ気づいた」
「おねえさんといっしょ。あきねえさんよりゆうたにいさんの方にどきどきする自分に…気づいて…」
「うわあっ」
幼稚園時代に既にかよっ。
思わずたじっと身を引く俺を、純太はくすっと笑ってみている。
「俺には食指が動かないってか?」
「うん」
俺と拓斗とどう違うっていうんだ?
すると純太は異なことを言った。
拓斗は生涯の相手って気はしない。
いつか出会うまでのつなぎだと思う。
つなぎ!?
俺なんかまだ好きなコも、すきになれそうなコもいないっつーのに…
「それでもいい!」
いきなり生垣のとこから拓斗がとび出してきた。
「た…たくと…」
さすがに純太は慌てたけど、拓斗は構わず純太に抱きついた。
俺をきっと睨み、
「純ちゃんは渡せないからね!」
とらねえよ。
けど、純太も拓斗も自分の恋愛道はもう出来てんのか…
俺のは…
日光の坂を純太が…拓斗が走る。
銀輪。
俺がついていけなかった高校トップクラスの走りの中にあいつらはいる。
そして青八木…
純太が選んだ唯一の相棒。
それでもなお純太に惹かれる拓斗と…
アツい夏は続く。
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