アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
めりだでいず~R18腐洋南大ラプソディ古賀/荒北目線
-
さらば総北。
こんにちは洋南。
金城さんに会える。
理系の洋南に入るため、元々の理系に輪をかけてしまったせいで、うっかり最優等になってしまったけど、自転車競技部でも会える。
楽しむぞ!
寮の手続きが終わった。
ここが俺の部屋。
そして金城さん、いや、真護さんの部屋が真下。
ちょっと挨拶しておこう。
エレベーターに乗ったら元箱学の猫足がいた。
おまえも寮?
俺金城さんに会いに行くとこ。
俺は荒北さんに。
ジャマすんなよな。
そっちこそ。
言い合いながら廊下を歩く。
不安。
何で同じ方行く?
いやな予感。
神様それだけは!
神様は根っからの意地悪だった。
504。
荒北/金城。
同室!!!!!!
そしていやな予感は的中で、
「ご挨拶に来ました!」
と上がり込んだ室内で、真護さんは荒北を抱いていた。
細っこいしなやかな肉体が上気してピンクで、やらしいことこの上ない。
真護さんは鍛え抜かれた肉体を駆使して、荒北のなかをかき回している。
「やだ…ダメだっつの…」
拒む言葉で真護さんを刺激してる。
売女だ売女!
成敗してくれる!
となりかかる俺を黒田が押しとどめ、俺を廊下に引きずり出した。
「ジャマする気かっ」
「ジャマしてえよ俺も! でもいま割って入ったって、単に間抜けなだけだろうが!」
「じゃあどうすんだ」
「どうって…」
猫足は言いよどむ。
こいつの狙い目は荒北。
俺にとっては真護さんさえ確保できればあとはどうでもいいんだから…
「協調しよう!」
「協調?」
「俺は真護さんさえゲット出来りゃゃいい。あんたも荒北さんモノに出来りゃいいんだろ? だったら協調でいいじゃないか」
猫足が乗り気の目になったまさにそのとき。
「そいつはさせられんのう」
癖の強い広島弁が耳に飛び込んできた。
「待宮さんか!」
そうだった。
待宮さんと井尾谷さんが、いつものように、二人揃って立っていた。
「待宮さんって彼女持ちでしょうっ」
「卒業したら結婚じゃ」
「なら荒北さんに用ないでしょう!」
「あるんじゃーそれが。奴は頗るかわいーでのー」
「あんた友達いさめんのかっ」
「女のニ股は許せんが、男はええじゃろ」
「ひとでなしめ!」
猫足が熱くなってる脇で俺は一人にまつく。
荒北が奪い合われれば、真護さんに完璧な隙ができる。
俺は青八木をゲットできなかった。
真護さんだけは、こそは、モノにしたい。
真護さんが男としてくれる人か、そこが一番のネックだった。
男とやれるなら、チャンスはある。
今度こそは…
今度こそはゲットする。
「みたいな気配感じるっつうの」
「だから何だ? 浮気しろ?」
「させねえっ」
思わず甘えちまう俺を、ドングリ目が優しく見る。
手、放さないでくれよ。
俺もう絶対ひとりは嫌だ。
ひとりは嫌だ…
浴室の壁に上体這わされて、真護の抽挿受けてると頭の芯が白溶する。
男どうしなのに
男どうしなのに
なんでこんなに魅せられてるんだろ俺…
真護は俺で満足してくれてるんだろか。
福チャンに開花されられた俺。
乗り捨てられた俺。
すさんだ心をいましめるように真護は俺を、俺を、不信の淵から引きずり上げてくれた…
俺バカだからほかの奴にも乗られた。
ケツ裂けるまでマワサレたこともある。
そんな俺なのに、真護はいつも…いつも…
快感の波がどわっときて、俺は「あっ」と小さくうめいて、イった。
何も出ない。
からっからになるまで出され尽くしたあとだ。
真護が俺の背中にキスくれる。
たっぷり五分さらに俺を味わってくれてから、真護はどっと、たっぷり放った。
ベッドに場を移して、さすがにやるべきことは何もないが、今もってイチャイチャしてる。
真護が下俺が上。
俺ってば、父親の躰の上で遊んでる子供みたいだ。
「ケツいてえ。あした乗れねえかんな」
「それは残念だ。二台トレックで遠出したかったんだが」
「そゆこと言う? 寝させろ! すぐ治す!」
「ひと寝入りで治るのか」
「野獣ですから」
横へずり落ちて背中で真護感じながらまどろみに入るが、浅ましい俺の欲望はもっと愛してくれと言わんばかりにエレクトしかかってる。
俺ってるセックス中毒?
性欲魔神?
カッコ悪。
おれってマジ真護の虜…
「猫君来たんだろ」
「黒田ァ? 会ってねえけど」
「うちからは古賀が来た」
「アツいのばっかじゃねーのヨ」
「ああ暑苦しい部活になる」
「引かせんなヨ? あんた引くのは俺だかんね」
「スプリント究めるんじゃなかったのか?」
「それもやる! でもあんたのお引きは俺なの!」
真護は答えず俺を抱き寄せる。
ぬくもり。
まどろみ…
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
43 / 99