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堕落部~二次創作弱虫ペダルDC岸神目線
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御堂筋さんが呼んでるってきいて練習場に走った。
このあいだ太腿だけさわらせてくれた…
ぼくはその感触をもちかえり
ごめんなさい
自慰した
美しい筋肉
美しいひと
偽りのないまなざし…
大胸筋
大殿筋
二の腕にも…ふれたい…
涎の出そうな気持ちで待ってるのに、御堂筋さんは現れない。
陽が落ちてきて、これから帰ると少なからずお母様に怒られそうだと思い始めたとき、僕はそいつらに囲まれてることに気付いた。
六人くらい。
ごつい。
いかつい。
競技部の人ですらなかった。
堕落部。
各運動部を放り出された奴とか、自分でやめた奴とか、うっ、煙草とか訳わからないものの匂いする
気持ち悪い…
「こいつかー。
うちの学校で一番御堂筋がきれいとかカッコェ一とか言うてんのはー」
「こいつやこいつや。女みたい顔して色っぽい目ェで御堂筋見てんねん。もうやられてんちゃうかー?」
無遠慮に眺め回す奴、ぐいぐい近づいてくる奴。
近づくな。
だらしない筋肉、だらしない意識、近づくな、触るな、やめろ…
あとずさったけどケージぎわで
ぼくを包む六つの肉体の半円で…
異臭に、そいつらのブヨブヨの筋肉に、吐き気が…
「何してんのお?」
いきなりかかった声。
知ってる声。
「みどうすじさん!」
六人が振り向く。
仮にも三年来たんや。
色めき立つ。
ザワついて、がやついて、やがて三々五々散っていった。
デローサと御堂筋さんが土手下りてくる。
「何されとったん」
「何って…」
うん
僕何されそうだったんだろう
ただ怖くて身がすくんで…
「もう行ったから気にせんでええ思うわ。堕落部やろ?」
「御堂筋さんのおかげです。怖かったです。相撲部上がりはヒザ辺不協和音してるしフェンシング部上がりは上腕二頭筋の辺変だしそれに…」
不意に~でもゆっくりと~御堂筋さんが振り向いた。
「自分、筋肉の軋み感じるん?」
「聞こえます。生音みたいにハッキリ」
奴らと違って御堂筋さんのは澄んだイキイキとした音…ん?
「左足…つりますよ」
言う前に手が出てた。
そっと、もみしだくようにマッサージ。
疲れてる筋肉をいたわり、乳酸を…散らす…
「これでよし、と。ああっ! すいませんっ」
飛び退こうとする僕を引き寄せて、御堂筋さんがキスしてきた。
舌が絡み、唾液が送られてき…
その日。
土手の青草の中で、
僕は御堂筋さんのものとなった。
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