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《偽りの代償》1
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「ァ…はぁ、んっ…」
熱く激しくなる呼吸…
その合間に漏れる甘い声…
「ゃ、ァ…ぃっ…ん、も、ダメッ」
狂いそうなくらい身体を攻めたてられ…
ビクンビクンと下肢が震えて…
熱く緩い液が零れ落ちる…
結合部がその動きとともに淫らな音を奏でる…
「はァ…綺麗だよ、サクヤ…」
その相手は…アキラの所有者フミヒコ…
スーツの下に隠れていた逞しい身体でアキラを激しく抱き続ける…
「は…ァっんッ」
ナカを刺激するモノが、ようやく抜け…
ぶるっと身震いするアキラ…
「…良かったよ、サクヤ」
アキラの額や頬に、3箇所ほどキスを落とし…
少し離れて自分のモノに被せてあるゴムを取り外す…
そして伏しているアキラへ再び近づき、裸で横に伏せている身体を労るように撫でるフミヒコ…
「ありがとう…今日も愉しませてもらった」
「ん、…どういたしまして」
軽く口づけを交わす二人…
「まだまだ、余裕あるな?」
微笑むアキラを見てフミヒコは…からかうように言う。
「ムリムリ、もう勘弁って!」
片手と顔を振って苦笑いする…
「よさそうだったけど?」
さらに甘く囁く…
「キライじゃ…ないから…」
行為自体は…人の熱を感じられるものだから…けど。
「でもソレ…気に入らない」
アキラは、ごみ箱をさして言う…
「ん?あぁ、これか」
アキラの言うソレとはコンドームのコト。
「仕事柄、着けるのが癖になってね、ないと落ち着かないんだ…」
微笑み説明するフミヒコ…
「そう?バイの人は、男相手だとやっぱ直は気持ち悪いかな?ちゃんとキレイにしてるよ?」
「いやいや…BOUSの子はみんなキチンと準備してくれているからね、感心するよ。でも、中に出すとお腹を下すコもいるからね…サクヤは平気なのかい?」
「…そうらしいケド、オレはハジメテ中だしされた時も平気だったから…特に感じたことないな…」
「そうかい、体質の問題もあるんだろうね…私はつけるのが義務みたいなものだから気にしなくていいよ」
「ふーん…」
アキラの反応に…
「何か問題でも?」
優しく聞き返す。
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