アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
《偽りの代償》5
-
その姿を目にとめ…
みずきは、カッと頭に血がのぼり…
勢いのまま、アキラに近づき肩に触れようとするが…
「ッみず、嫌ッ!」
凄い勢いで迫るみずきに対し、殴られるのかと本気で恐れ身を縮めて声をだすアキラ…
「…っ」
アキラに触れる寸前、みずきは動きを止める。
自分に対するアキラの反応が辛くて…
アキラにこんな顔をさせたくて会いに来ているわけじゃない…
けれど、アキラはッ…
「……ッ」
こぶしを握りしめ…
渦巻く気持ちを振り切るように、そのまま走ってこの部屋を後にするみずき…。
「……み」
しばし…呆然としてしまうアキラ…
望んだ…結果のはずなのに…
なぜか胸が痛くなる。
「みずき…」
むなしく、その声だけが部屋に響くのだった…。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
14 / 194