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《交渉》11
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「綺麗な瞳をしている…やはりBOUS出身者は違うな…」
不敵に笑うと…
微かにアキラが浴室から出て来た音が聞こえたので会話を止めるフミヒコ…
「……」
払うと宣言したものの、今すぐ収入が増えるアテもない…
他にバイトをしたくてもアキラが許してくれないだろうし…
短時間で高収入稼げる仕事があれば…
みずきは頭の中で悩む…
「…収入を増やしたいなら、うちの店にくればいい…」
ふとフミヒコは話しを持ち掛ける。
「え…」
「始めは数万からだが…稼ぐ者は月100を越える。手っ取り早く、短期間で目的を達せるかもしれないな…」
「……」
フミヒコの店とはつまり…ホスト…
「俺には…無理だ、」
口下手な自分…
接客業なんか、無理に決まっている。
しかも、そんな仕事…
アキラと付き合っていく中で…したくない。
みずきが首を振ると…
「そんな事は無い、ご婦人と楽しく酒を交わせばいいだけだ。それが無理ならばAV男優と言う選択肢もあるが…」
「そんな仕事は出来ない!」
はっきり断るみずき…
「出来なければ、他に高収入の仕事を探すんだな…払えるアテがないなら…当然サクヤは返してもらう。そんなに気が長いほうではないんだ…」
追い詰めるように言葉を出すフミヒコ。
「…なッ、」
「…さて、」
答えられないでいるみずきを無視するように立ち上がり…
フミヒコはアキラの居る浴室の方へ歩いていく…
「待て!」
慌てて呼び止めるみずきだったが…
「サクヤ…」
フミヒコは構わず脱衣室へ足を進める…
「フミヒコさ…えっ」
ちょうど服を着終わったアキラ。
フミヒコの登場に少し驚いていると…フミヒコはそのままアキラを抱きしめる。
「フミ…んっ」
さらにそのままくちづけ…
「ッ…やめろ!」
後を追って来たみずきは、その光景を目にしてフミヒコを引き離すように怒鳴る。
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