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《新生活》5
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「で、みずきは?」
しばし、みずきに視線を送ったあと、最後に質問するルード…
「え…」
「ある?ストーカーされた経験!」
「…俺は、…父親がストーカーのようだったからな…」
「あー、確かにね」
ルードは頷いて…
「家に押しかけられてたしな…」
アキラも頷く…
「え?何で、お前らみずきの親父知ってンの?」
ヨシはすかさず気になったことを聞いてみる。
「まぁな…」
頷くアキラのあとにルードが付け足す。
「だって家近かったもんな…俺達」
ルードの実家はアキラの元家の裏向かいだし、みずきの家とも徒歩10分だから…
仲間外れにされたようで、なんだかムッとするヨシ…
「父親の件では、アキラとルードにはかなり世話になったから…ありがとう」
薬物中毒者だった父を更正の方向に導いてくれたのはアキラ。
きっかけをくれたのはルード…
二人には本当に感謝しているみずき…
「なんだよ、おもしろくねー」
話しに入れなくて、またすねるヨシだが…
「お前の親父は元気になったのかよ?」
アキラが不意に聞く…
「…お、おう…まだ入院はしてるけどな、半年後には退院できるかもしれねーから、」
「ふーん、よかったな…」
「おう!」
「え、アキラってヨシの父親も知ってんの?」
驚きながら聞くルード…
「直接は知らないけど、コイツが親父が死ぬって泣いてたから病院教えてやったんだよ…」
「なっだれが泣いてんだよ!」
アキラの言葉にカッとなりながら言い返すヨシ。
「嘘は言ってねーぜ、泣き虫、」
フンとからかうようにアキラが言うと…
「ざけんな、テメーだってあン時、帰り道で、泣いただろ!」
やはり張り合うように言い返す。
「えっ!アキラの泣き顔見たことあるのか?いいなぁ」
羨ましそうにアキラをみるルード。
「いいなー、ってルード…」
そんなん見て何が楽しい…とツッコミを入れるアキラだが…
「俺って全然、みんなの泣き顔見たコトないから見てみたいんだよな…」
「別にキョーミないけど…オレは撮影外でも全員の泣き顔みたことあるな…」
首を傾げながら話すアキラ…
「えー、いいな。でもみずきとか、泣きそうにないけどな…」
「いやいや俺も見たコトあるぜ、みずきのナミダ!でもルードはないな、みずきもルードが泣いてるところ見たことないだろ?」
突然みずきに振るヨシ。
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