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《新生活》7
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「アキラ、ケイタイ見ていい?メールの内容まで見ないから…」
ルードはいきなりお願いしている。
みずきは驚くが…
「いいよ、別にヤマシイものないからな…じゃ変わりにルードの見せてくれる?」
軽く返事を返すアキラ。
「おっけ、やたー!」
ルードはアキラに自分の携帯電話を渡しながら…
嬉しそうにアキラの携帯を開く…
「……」
やはり気になるみずきだけれど…動けず成り行きを見守る。
「アキラってあんまり電話しないのなー、」
リダイヤル履歴を見ながら聞く…
「あんま自分からかけないからなー、ルードは、友達多いんだな…」
首を傾げ答えるアキラ。
ルードの着歴をみつつ驚いている…
そこへルードの携帯を見ようと後ろへ移動してきたヨシが口を挟む…
「どれどれ?あ、ホントだ、違う名前だらけだな…」
アキラはムッとするが…ルードは気にしている様子もなく、のんびり答える。
「そっかな?…けど、アキラ、フミヒコって誰?」
履歴の中に見慣れない名前を見て不意に聞くルード。
「……」
みずきもピクっと反応する。
「うん、少しややこしいことに巻き込まれてな…その連絡先、」
簡単にそれだけ伝えるアキラ。
「え、なに、それ…?」
興味を持って聞くルードだが…
「もうカタつくから全然問題ないし、ルードは気にしなくていいって、」
アキラはルードのケータイを返しながらごまかす。
「ふーん…そうなんだ…」
不納得ぎみだが頷きメールの受信画面へと変えるルード。
「メールは、オレが多いかも、あ、こいつ誰?カズキ…ちゃんと返信してる…」
みずきでもなく…ルードでもないから。
その名前は、みずきも聞いていないことで驚く…
「ん?後輩。メルアド教えるって、難題ふっかけて約束したから…」
「学校の?」
ルードはそう聞くが、すかさずヨシが聞く…
「カズキつったら、BOUSのだろ?」
「終撮の相手だと言っていたカズキか?」
みずきも黙っていられず聞いてしまう。
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