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《温泉に行こう》6
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「アキラは?寿司でいいか?」
みずきは一応アキラにも確認をとる。
「オレもなんでもいいから、そんなにハラ減ってないし」
「そうか、なら回転寿司で…」
答えに頷いてヨシに伝えるみずき。
「おっけ!」
ヨシも了承し、お寿司屋にて昼食をとる6人。
席が四人席だったので、みずき、アキラ、ヨシ組とルード、瞬助、コウジ組に別れて食べている。
「…てめ、それ冗談だろ」
アキラの向かいに座るヨシが呆れたように言う。
「なにが…」
むすっと言い返すアキラ。
「2皿で腹一杯になるわけねーだろ!」
「うっせー、ハラ減ってないんだよ、お前は気にせず食え!」
アキラとヨシのお決まりの言い合いがはじまる…
さすが少食のアキラ、2皿目でみずきのすすめを断りお茶をすすっている。
その様子にたまらず言ってしまうヨシ…
「き、気にしねー方が無理だろ…みずきだって気ぃつかって10皿しか食ってねーし」
かくいうヨシは16皿目を食中で…
「いや、気をつかっている訳じゃ…」
ぽつりとみずきが云うが…
「なーんかムカツク、食え食え!なんでもいいから!腹減ってなくても食えるわ!」
がーっと怒りながら言うヨシ…
えんがわを1皿、勝手にアキラの前へ置いている。
「いらねー、つってんだろ…」
「いーから食え!ウマイから!」
ヨシは17皿目を手に取りながら横暴に言う…
「はぁ…みずきなんとか言ってくれよ」
「うーん、それだけ食べたら終わりにしようか」
優しく促すみずき…
「だとよ、食え食え!」
ヨシは得意げに言っている。
「あー、裏切り者!」
むー、と怒るアキラだが…
「でも、一貫ずつしか食べていないし…他のみんなが心配するから…な」
今日は行動するから少しでも食べておいて欲しいと願うみずき。
「…う、」
アキラはちらっとルードたちのテーブルを見る…
みんな10皿以上は食べているようだ…
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