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《旅館の夜》4
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みずきは焦りながらもそれに応え、アキラにくちづけしていく…
「…ちょっとはその気になった?」
唇が離れ、瞳を重ねて、その口でからかうようにアキラはみずきにささやく…
「アキラ…」
苦笑いするしかないみずき…
「でも、こんだけ窓開いてるとコエ、外に丸聞こえだろうな」
くすくす笑うように云うアキラ。
「…えっと」
「じゃ、我慢大会な」
「え?」
「声ださないように、」
「そんな…無理しなくても、窓、閉めてみるか?」
「やだ、月、見ながらしたいんだよ…」
ちいさく首をふる…
「…わかった、アキラの好きなように…」
可愛いらしいアキラにキスを落とし…優しく微笑むみずき。
「ん…いこ、」
するっと浴衣を脱いでいちようタオルを腰に巻き、みずきを呼んで浴室に入っていく…
一時体調が悪そうだったので心配だったが、楽しそうなアキラを見て安心するみずき。
「まずは、湯つかってみよー」
アキラはかけ湯をして入浴している。
「気持ちいい。おー、普通に湯が抜けるみたい…これなら少々汚しても平気かな、みずき入って…」
アキラの入浴姿をみてぼーっとしているみずきを呼ぶ…
「あぁ…すまない、」
頷いてアキラの隣につかるみずき…
「ここからも月と桜が見えるんだな…」
ちょうど湯につかった位置からも綺麗に見える。
「ん、いい場所だよな、」
頷きながらアキラはみずきに抱きつくように肌を寄せ、すでに勃ちあがっているみずきのに優しく誘うように触れる…
「…っアキラ、」
そんな積極的なアキラに、どきっとする…
「ふ…みずき」
みずきの素直な反応にくすっと微笑んで、それを手で包みゆるく擦り上げながら、アキラはみずきの唇を奪う…
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