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《旅行2日目》7
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「起きろー!!大馬鹿ヨシっ朝飯だっ!」
目の開いたヨシに、すかさず大声で怒鳴る…
「な……?あ!?なんでオマエが?」
いるんだ?と、ようやくアキラを認識して…げんなりして言葉を出すヨシ。
「いいから起きろっいつまでも寝てんじゃねーよ、ったく手のかかる…」
そう怒るアキラだが…
「ねむいー」
こりずに、またぼやいて、布団に潜ろうとするヨシ。
「あーもぅ!」
ムカついてアキラは、また濡れタオルをヨシに押し付けてやる。
「ちょッやめろそれッ!」
ヨシが怒って言い返す。
「なら起きろ!ボケ!」
アキラも起きないヨシにムカつき怒って言い返す。
「うるせー、殴るぞテメェ!」
そう口走るヨシだが…
「殴りたきゃ殴ればいいだろ、あとでみずきに怒られるの覚悟の上でな!」
アキラも負けずいい返す。
「っ…あーもう、うぜぇ!」
それを聞いて、ようやくガバッと起き上がり頭をかくヨシ…
「朝飯、」
アキラはやれやれと息をついて言う。
「……」
目の前にあるムスっとした、しかし綺麗な顔を見て大きくため息をついてしまうヨシ。
「昨日オレに寿司食わしたんだから、朝飯食わねーとはいわせないからかな!」
そう続けるアキラ。
「…つーか、根に持ちすぎ…」
がっくりと肩を落とすヨシ。
「ほら、いくぞ!好きで起こしにきたんじゃねーんだ、オレも」
フイっと顔を背けながら言うアキラ。
「じゃ…なんで来たんだ」
恨めしげに見上げるヨシ。
「…どーでもいいだろ、早く服着替えろ!」
ジャンケンで負けたとは言いたくなくて、はぐらかすアキラ。
「…はーっよりによってもお前に起こされるって最悪」
そうぼやきながらも、服を着替えるため動き出す。
「ルードが起こしたときに素直におきねーからだバカ」
その動きを目で追いながら…冷たく言い返す。
「ルード?起こしてくれたっけ?」
記憶にないことで、はて?と振り返り聞くヨシ…
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