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愛のデート券 02
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「何笑ってるんですか??」
俺の中から自分のを取り出して、息を整えながら。
俺の顔を覗きこんでくる。
「いや…なんでもない。」
幸せなんだ。柊と繋がれて…すげー幸せなんだ。
そんなこと、簡単に口に出来なくて、そう言うと…
「うわっ!!」
柊と一緒にベッドに横になった。
「言わないともう1回しますよ??」
「なっ!!今日は1回だけって約束だろ!?」
そう。
明日は早朝から生徒会でクラスマッチの話し合い。
そして、放課後は学校面での話し合い。
結構ハードなスケジュールだから、今日はしないって言っていたけど。
篠原の押しに負けて、1回だけという約束でヤってしまった。
「じゃあ、言ってください。」
「っ!!」
「言わないとヤっちゃいますよ??」
「っ…」
「あー、そっか。そんなに俺とやりたいんだ、先輩は。そっかそっか。じゃあ、先輩の要望にお応えして、」
「あー!!!わかった!!言うから!!」
「はい。」
勝ち誇ったような満面の笑みが向けられる。
ホント、ムカつく…
それでも、すごく愛おしいんだ。好きなんだ。
惚れた弱みってやつだよなー…。
「だから、その…幸せだなって。」
「幸せ??」
「だから!!おまえと繋がれて、幸せだなって…思ったんだよ。」
「そんな、何回もヤってるじゃないですか。」
「そうだけど…。なんか、おまえと一緒にいるだけで幸せなんだよ。…幸せだなーっていっつも思ってんだよ。」
最後のほうは自分で言ってて恥ずかしくなって、小さくなっていった。
すると、篠原は視線を俺から下に向けた。
「ごめん、先輩。」
「え??」
「我慢できなくなった。」
「は…??」
「もっかいしましょう、夕貴。」
「はぁ!?」
篠原は、俺の上に覆いかぶさってきて。
さっきは”先輩”って呼んでいたのに。
甘い声でまた”夕貴”って呼んで…。
俺は篠原の愛に優しく包み込まれた。
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