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愛のデート券 06
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「篠原、とにかく、」
「柊。約束破る気ですか??」
「っ…」
篠原のいたずらな笑みに胸の鼓動が早くなる。
ドキドキしすぎて心臓が壊れそう…
「しゅ、柊…」
「ん??何、夕貴。」
「その…どいて、くれないかな??」
「どうして??」
「今日は、その…本当に体調が悪いし。それに、ハードスケジュールで疲れてる、から…。」
そう言うと、優しく頭を撫でてくれて。
「わかりました。」と、それだけ言って、すぐに退いてくれた。
でも…
「じゃあ、一緒に風呂入りましょうか。」
「…は??」
篠原はまだ諦めてないみたいだ。
「いや、だから、」
「えっちがダメなんですよね??」
「っ!?」
「じゃあ、えっちなしならいいんですよね??」
なんで、こいつはこうも恥ずかしいことをこんなにも軽々と言えるんだろうか。
「ね、先輩。それならいいでしょ??」
でも、俺も引き下がらない。
「だけど…」
それでも、結局…
「俺、もう先輩不足なんですよね。」
「は!?」
「だから、充電させてください。」
抱きしめて甘く囁かれれば、断れるはずもなく…
「わ、わかった…。」
また押しに負けた。
もう一生…
篠原には勝てる気がしない…。
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