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愛のデート券 22
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「おまえらホントに…何やってんだよッ!!」
礼が終わったあと、3分間の作戦会議のため、クラスみんなで集まって話し合っているなか、俺と孝太と祐介はクラスの輪から離れて、3人で話していた。
話すことはまぁ…
さっきのD組とのやりとりのことで…
「あぁいうふうに煽ったほうがおもしろくなるかと思って。」
「なーんか隣で見てて楽しそうだったからつい…。ごめんね、夕貴。」
全く謝っている素振りがない2人に呆れてため息がこぼれた。
「これ以上めんどうなことにさせないでくれよ…。」
「てことは、めんどうなことがもうすでにあったってことか??」
ギクッ…
なんで孝太ってこんなに鋭いんだろうか…
「ふーん…なるほどな。」
「な、なんだよ。」
俺の顔を見ると何か納得したようにニヤッと笑った。
「篠原にも言われただろ??得点王取るって。」
「っ…」
「あー、図星か。」
ホントこいつって…
ムカつくッ!!!!
「3分間の作戦会議は終了でーす!!今から試合を行いますので、各クラスの選手のみなさんは、自分のポジションについてください!!」
審判の声に、選手なみんながポジションにつき始める。
「さーて、得点王目指してがんばりますか。」
「だねー。」
「ちょ、孝太!!祐介!!」
孝太と祐介も俺の言葉を無視して、自分のポジションにつき始めた。
「はぁ…」と。
今日、何度目かわからないため息をつきながら、俺も自分のポジションについた。
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